漢字個性型

横向きの弧を利用して四文字をつなげました。四文字のうち「庸」を強調し、「原田欽」はできるだけ簡略化してからくずし書きし、線が左右をまっすぐに貫くようにデザインしました。 アシンメトリーなデザインでありながら、上部の横線と左右の文字の筆画のバランスを取ることにより視覚的に重心が安定し、調和のとれたデザインです。

「井手」の二文字を強調し、「尾雪」を目立たなくしました。円を用いて文字が識別できる程度に四文字を巧みに融合させています。独特な勢いがあり、優美でありながら勇ましく、強い直線と曲線が組み合わされて躍動感に溢れたデザインです。

デザインの特徴は音楽の要素を取り入れたことで、サインの持ち主が音楽関係者であることが一目でわかります。はっきりとわかりやすい音符を取り入れただけでなく、「古」の字を太鼓の形にデザインにし（お客様はドラマー）、全体の筆画を自由自在な方向に配置し伸縮させることで、とてもユニークなデザインになっています。

全体的に連なる円により筆画を共有する方法でデザインし、サインの統一感を高めるとともに、大幅に画数を減らしてスピードアップを図りました。「高田橋寛」の四文字はそれぞれの文字に必要な筆画を共用することで、元々のごちゃごちゃとした筆画が非常にシンプルになりました。また縦方向に直線を加えて曲線が目立ち過ぎないように中和し、視覚的により気持ち良いデザインとなっています。

直線の流れるようなイメージを大切にしつつ、お客様のご要望にそってギターのフォルムを取り入れました。直線と曲線を完璧に組み合わされています。 「村」と「明」をつなげると同時に、「和」を適度に変形させて誇張することで奇に出て勝ちを制し、全体として変化に富みリズム感に溢れたデザインです。

デザインの一番重要な部分は全体を包むハートによってサインの持ち主が女性であることがすぐにわかることです。大きなハートで姓名を囲み、あまり使用されることがない苗字の「箭」を強調し、その他の四文字は前立たなくしながらも、じっくりと見れば識別できるようにしました。ハート形により深い愛を強調しています。

競輪選手のサインであることが一目でわかるようにしました。最初と最後の二文字の筆画を自転車のタイヤと選手に見えるようにデザインしました。文字の識別度をわざと低めつつ、筆画を適度に簡略化し、名前の存在がそこはかとなく感じられるようにしています。

全体的に「舞」を中心とし、「牧瑛」の二文字は筆画を共有することでサインがだらだらとしないようにしました。お客様のご要望にそって「舞」の字を踊っているようなフォルムにデザインにし、上部に飛び出た丸と横線により立体感を高めています。軽快に踊るダンサーを表現し、名前の文字が識別しやすく、豊かなフォルムのサインです。