署名とは、俗にいう自署による”サイン”のことです。

海外では小切手の発行から決裁承認に至るまで、全て自筆サイン（署名）でするのが基本であることに比べて、日本では実印(印鑑)を重視することから、時に偽造や盗まれたり、または、うっかり紛失してしまったりと、トラブルに見舞われるケースも決して少なくはありません。

印鑑信奉の日本では、サインは芸能人など一部の有名人しか使う機会がないと思われがちですが、一般の方でも伝票へのサインやクレジットカードを使用する場面でも見られます。しかも、最近では欧米文化の影響もあって、楷書で書かずにササっと署名することも多くなって来ました。特にコロナの影響でデジタル化やペーパーレス化が急速に進み、ハンコの代わりにサインを使う場面が急増しました。

弊社は、印鑑文化が主流の17年前からサービスを開始。よりグローバル化が進む未来を見越してサインの必要性を予測し、サインのメリットと実用性を多くの人に広めようと尽力してきました。平成17年の創立以来、延べ9万人、12万点以上のサインを創作して参りました。また、Facebookでも「自筆サイン普及協会」を展開することで、こうした考え方や想いに賛同をいただける有志の方々へ積極的に呼び掛けております。

昔から「字は人なり」といいます。人が書いた字は、その人の地位、風格を表します。パソコン、携帯メールが普及するこの時代では、私たち自らが字を書く機会が少なくなって来ました。しかし、どんなに時代が変わろうともサインは欠かせないものです。それはセキュリティ面だけではなく、ひとりひとりの個性がより際立っていく世の中で、サインは個性をアピールする最適なツールとなり、自らの手でそれを署名することで、より自分が自分であることへの自信にも繋がるでしょう。

「美」と且つ「実用性」を追求して、お客様ひとりひとりの個性をサインに込めたい。そう思っております。